環境配慮について
 私たち都タクシーは、古都、京都に誕生し多くの方々にご愛顧いただいて参りました。
 豊かな時も厳しい時も、京都の街そのものに包まれて愛されてきました。
 その長年のご愛顧に、何かお役に立てる事でお返ししたいといつも思っていました。
 世界的に環境問題がクローズアップされている昨今、私たちは自動車産業界の一員として環境について学ぶ事から始めました。

 街中のごみをどうすれば少なく出来るのか?どうすれば捨てなくなるのか?と考え、まずは一斉にゴミを拾おう!と10年前からタクシー乗務員会の「共済会」が中心に立ちあがりました。
 毎月第2日曜日の早朝5:00から約1時間、総勢800人程度で社員も乗務員も一斉に会社周辺に分散してゴミを拾いました。爽快です。寒い冬でも終了する頃には汗をかいています。
 暑い夏は、蝉が泣き出す前から活動開始です。終了後、業務に就く者や夜勤明けの疲れた顔、色々な人がいます。でも、どの顔の中にもすがすがしい喜びの色があります。

 また、2年前からは毎週火曜日の午後、新人の教習生と共に京都の顔でもある河原町四条から三条の歩道と四条花見小路をボランテイアで清掃しています。
 新人君には、街並みと人の流れを教えながらタクシーが「どれほど求められているか?」また「どれだけ迷惑を掛けているか?」を実地で研修しています。毎回約10名程度ですが、集めるゴミは大半がたばこの吸殻、空き缶、ペットボトルです。ゴミ袋が一杯になる程の量です。
 タバコのポイ捨て、空き缶のポイ捨てなど、子供や他の人たちに顔を合わせられないとは思わないのでしょうか。オレンジのジャンバーを見かけたら応援お願いします。

 現在ではゴミを拾う事から、ゴミを出さない活動へと転換期を迎えています。社内では、「ゴミZERO運動」を新しくスタートしました。期を同じくして、MAP(ミヤコ アクション プラン)をキックオフしました。3年先の自分が、自分の部署が、会社が、をテーマに役に立てる・求められる未来像をしっかりと描き、めざし、達成する計画です。その中でも環境を考え、国土交通省が認定する環境配慮型の優良企業資格に挑戦する決議がなされました。ご存知の「グリーン経営認証」です。

 半年をかけて社内を再度見直し、ゴミの分別徹底・停車中のアイドリングストップ・3急運転の禁止(急発信・急停車・急カーブ)を柱に意識の向上をはかり、実行し、繰り返し啓蒙活動を展開しました。初めは「認定を受ける事」がゴールでしたが、最後は「環境に配慮することを実行する」ことを「あたりまえのこと」と全員が理解する事が目標となり、その結果無事審査合格の通知を国土交通省からいただく事が出来ました。
 京都のタクシー業界で初めて「グリーン経営認証」をいただいた事は私たちの誇りであり、未来を託す子供達に「環境に配慮し、京都1,200年の文化と歴史と伝統を引き継いでいく」ことを理解してもらえれば、と願っています。